好きな場所で好きな時間に仕事がしたい、そんな夢のような働き方があるなら、私もやってみたい!という方、多いのではないでしょうか?
若い世代だけでなく、小さなお子さんのいるご家庭や、介護などのサポート時間を必要とする方、柔軟な働き方を選択したい方にとっても、好きな場所で好きな時間に、という働き方は魅力的ですよね。
今や「好きな場所で好きな時間に」の代表格とも言える、フリーランス。
今回は、フリーランスの働き方と、必要なスキルや3つの能力、個人事業主との違いや、フリーランスに向いているWeb系の職種をご紹介いたします。
フリーランスとは?
フリーランスとは、会社や団体などに雇用されず、個人で業務を請け負う「働き方」を指します。
業務委託や請負などの契約形態で、仕事に応じて自由に、個人で契約を行います。
経験やスキルを最大限に発揮しながら、求められる技術をご提供し、その対価として報酬をいただきます。
フリーランスと聞くと、在宅やカフェ、好きな場所で自由に働くというイメージを持つ方が多いと思いますが、契約内容によっては、指定の場所に常駐して業務を行うこともあるんです。
例えば、この秋10月から来年3月までの期間で遂行するプロジェクトに参画し、フロントエンドエンジニアとして、ある企業の開発部署へ常駐、といった働き方ですね。
副業が認められるようになった事や、コロナ禍で働き方を見直すきっかけができた事で、「どこでどのように働くか」を自分の判断で選択できるようになりたい!という方が増えています。
フリーランスになる最大の魅力は、まさに「自分の判断で選択できる」ことではないでしょうか?
個人事業主とは何が違うの?
個人事業主とは、税務署に開業届を提出し、個人で事業を営むことを報告している「事業者」を指します。
自分で事業を行う上、自営業で店舗運営をしたり、在宅で業務をおこなったり、働き方を自分で選択できる点はフリーランスと同じです。
フリーランスの中でも、税務署に開業届を提出している人は、別称「個人事業主」と呼ばれる、ということですね。
毎月の売り上げが得られるようになり、所得税を始めとした税金の考慮が必要になってきた人は、開業届の提出を行うことで、青色申告等の制度を利用できます。
毎月〇万円の収入を目指したい!と目標が見えているフリーランスの人は、開業届を出して個人事業主になることで、腰を据えて業務に当たることができるのではないでしょうか?
フリーランスに求められるスキルとは?
フリーランスは、得意とする業務で必要なスキル以外にも、仕事を進めていくために必要なスキルも合わせ持つ必要があります。
ここでは大きく3つに分けて、求められるスキルをご紹介します。
自己管理能力
自己管理能力には、1週間、1ヶ月単位のスケジュール管理だけでなく、ご自身やご家族の体調管理、自分を律することも含まれます。
急にお休みをすることになったり、業務が多忙になったりしても、納期までに仕事を仕上げることができるように、ゆとりを持ったスケジュールを組む必要があります。
会社勤めですと、自分の代わりに仕事を進めてくれる同僚がいたり、スケジュールを調整してくれる上司がいますが、フリーランスの場合は自分の代わりは誰もいません。
もちろん、チームに所属していたり、プロジェクトに参画していたり、働き方の環境によっては自分の代わりはいるかもしれませんが、仲間の仕事の予定を変えてしまうことになります。
自分の代わりは誰もいない!という気持ちで、取り組みたいですね。
また、在宅で仕事をする場合、時間にルーズになってしまうケースや、つい家事や趣味など他の事に気を取られて、仕事に集中できなくなってしまうケースが見られます。
自分を律することができることも、自己管理能力に含まれます。
カフェやコワーキングスペースなどに場所を移して、自宅を出た時から気持ちを仕事モードに切り替えるなど、工夫をしながら自分のペースを見つけてくださいね。
今後も安定して業務をお任せいただけるように、信頼関係を築いていくためにも、自己管理能力はとても重要なスキルと言えます。
コミュニケーション能力
フリーランスは、自分が得意とする業務フェーズだけでなく、仕事のアポを取ってくる営業から、お見積り、ご提案、ご契約までの事務処理や、経理実務、スケジュールの管理に至るまで、すべて1人で行わなければなりません。
これらの業務をスムーズにこなしていくには、お客様との円滑なコミュニケーションは欠かせません。
また、これまでの経験や興味のある分野、得意な技術などを説明し、アピールしていくことが、単価や報酬のアップに直結します。
安定したフリーランス生活を送るためにも、交渉術やご縁をつないでいく力も大切なスキルと言えます。
向上心
個人で仕事をしていて、在宅の環境に身を置いていると、オンラインで打ち合わせが完結し、連絡はメッセージツールを使用するので、どうしても閉鎖的になる傾向があります。
とても便利な環境ではありますが、対面で話をすること、交流を持つことで、新たな話題に触れたり、得られる刺激もありますので、情報が入りやすい環境に身を置く努力も必要です。
また、今持っている技術や特技に満足せず、より専門的な知識を身に付けるために学んだり、資格試験に挑戦するなど、自分を磨いていく向上心も欠かせないスキルです。
特にWebの世界は常に新しい技術が入ってきますので、数年前に当たり前だった技術は、もう【古いお作法】となることもあります。
新しい技術を積極的に学び、新旧問わず最適な技術を選択して制作できる人は、お客様からの信頼も厚く、安心して仕事を任せることができますね。
フリーランスに向いているWeb系の職種
Web系の職種は様々ありますが、中でもフリーランスに向いている職種をご紹介します。
Webデザイナー
Webデザイナーの仕事は、Adobe Photoshop や Illustrator などの画像を制作できるツールを扱うこと、法則を理解することが大前提です。
ある程度ツールの扱いに慣れ、デザインのいろはを身に付けた後は、お客様のご希望を聞き取るコミュニケーション能力と、デザイン力を磨いていく必要があります。
バナー制作や、ランディングページデザイン、広告デザインなどのコンペに応募し、案件を獲得しているフリーランスの方はとても多いです。
Webライター
Webライターの仕事は、ライター募集の求人を見て応募し、クライアントからの「お題」を元に、ブログ執筆、コラム執筆をしていきます。
月に何本の記事を書くか、1日に何時間執筆に取り組むのか、得意なジャンルは何かなど、自分で選択ができますし、在宅で取り組むことができるので、フリーランスの方はとても多いです。
執筆の実績を重ね、ライティング技術が身につくと、Webライターの評価につながります。
SEOに関する知識を身に付け、検索エンジンに評価される文章を書けるようになろう!と、目標を掲げながら取り組んでいくことで、単価アップが期待できます。
Webコーダー
Webコーダーは、ワイヤーフレームやデザインカンプといった「制作指示書」を元に、Webサイトのプログラミングを行います。
プログラミング言語には様々な種類があり、人気や流行もあるので、複数の言語を扱えるコーダーは重宝されます。
王道のHTMLやCSSだけでなく、スタイルシートもSassを使用できるようになる、Javasciprtもライブラリを使用できるようになる、フレームワークを理解するなど、スキルアップは欠かせません。
Webエンジニア
即戦力としてプロジェクトに参画できるフリーランスのエンジニアは、企業の求人でもとても需要が多いです。
在宅での業務を希望する場合は、フルリモート案件に限られますし、未経験ですとハードルが高い印象がありますが、企業への常駐型業務が可能な場合は、案件の数も豊富です。
案件で使用される言語のプログラミングスキルが求められ、技術力によっては、リーダー職であったり、さらに上流工程の要件定義や設計フェーズを任せてもらえることで、報酬月額が高くなるケースもあります。
まとめ
今回は、フリーランスと個人事業主の違い、フリーランスに求められるスキルをご紹介しました。
この記事が、フリーランスになりたい!でも私にできるかな?と、なかなか1歩を踏み出すことができない方の、背中を押すことができたらうれしいです。
フリーランスになる準備を進めていくと、これでいいのかな?あっているのかな?と不安になったり、時には誰かに相談しながら進めたいと思うことがあると思います。
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