約半年の海外滞在を終え、帰国したのが3月末。「ただいま、日本!」という感動も束の間、現実はすぐに押し寄せてきました。
この記事では、子連れで海外ノマド生活を送った筆者が、帰国後の怒涛の1週間をリアルにお伝えします。これから帰国を控えている方や、海外ノマドに興味がある方の参考になればうれしいです。
帰国翌日は郵便物の山と格闘
帰宅してまず取りかかったのは、大量の郵便物の処理です。海外滞在中、実家に転送していた郵便物を義母がまとめて持ってきてくれました。
半年分ともなると、かなりの量!まさに「どっさり溜まっている」といった状態です。
しかも各種サービスからのお知らせ、行政からの通知などさまざまな種類があり、パッと見ただけでは重要なものかどうか判断できません。
そこで、まずは3つに分類することに。「要対応」「要保管」「不要」の3つに大まかに仕分けて、期限のあるものを最優先に処理します。我が家の場合、賃貸物件の契約更新書類の締め切りが目前にせまっていたため、管理会社に連絡することから始めました。
また、不要なDMは思い切って処分。溜め込むと後で見返す手間が増えてしまうので、すぐに資源ごみ用の袋に入れてしまいました。
郵便物の仕分けは、思った以上に時間がかかりました。長期で家を空ける場合は信頼できる家族や知人に定期的に郵便物を確認してもらい、重要なものだけ別にしてもらっておくと、帰国後の負担が減らせると思います。
帰国から新学期まで1週間!すべてが同時進行
年度末ぎりぎりに帰国したため、新学期がスタートするまで1週間しかありませんでした。その間に引っ越し荷物の片付け・新学期の準備・家事&仕事、これらすべてが一気に押し寄せてきました。それぞれ詳しく紹介します。
片付け
引っ越し荷物の片付けは、想像以上のボリュームでした。スーツケース3つと段ボール4個にぎゅうぎゅうに荷物を詰めて帰国したため、部屋があっという間に足の踏み場もない状態になりました。
とりあえずすぐに使うものだけをピックアップして取り出し、それ以外のものは一か所にまとめてしばらく放置。
帰国直後は「まず生活できる状態にする」ことを優先して、細かい片付けは後回しにするのが現実的です。
新学期の準備
小学校の新学期スタートに向けて、海外で使用しなかった学用品のチェックをしました。
- 上履き→ぎりぎり履ける
- 体育館履き→サイズアウト!
- 体操服→上下ともに着られる

体育館履きは急いで買いに行きました。
また、意外と忘れていることも多く「体操服や上履きを入れる袋はどこにしまったっけ?」「新しい鉛筆はどこにまとめておいたかな?」など、確認作業(発掘作業)に追われました。
長期で家を空ける場合、学用品は出発前にひとまとめにしておくことをおすすめします。
家事と仕事
夫は帰国の翌々日からフル稼働で仕事へ。息子が在宅の中、片付け・家事・自分の仕事を進めるワンオペの日々が始まりました。
冷蔵庫の中身の補充や部屋の掃除、書類の記入など、やることが次々と出てきます。自分の仕事は最小限にしていたにもかかわらず、正直かなりハードでした。
帰国直後の1週間は、仕事のスケジュールをできるだけ空けておくことを強くおすすめします。「帰国したらすぐ仕事モードに戻れる」と思っていると、想像以上にしんどい思いをするかもしれません。
また、日本の生活感覚に戻るまでに、少し時間がかかりました。
私自身が帰国後に驚いたことは、洗濯機の使い方と洗剤の量を忘れてしまっていたことです。(何度か使ううちに思い出ました。)
メルボルンの洗濯機は操作が異なっていたので(おそらく古い機種です)、そちらのやり方に頭の中がアップデートされていたようです。
そのほかにも小さなミスを連発しました。
- ごみの曜日を間違える(この地に約10年住んでいます。)
- 玄関の鍵をかけ忘れる(オートロックドアの感覚が抜けない。)
- ボタンを押して開くタイプの長傘の使い方がわからない(息子の話。メルボルンでは折りたたみ傘しか使っていなかった。)
- バスを降りる時に、ICカードをタッチするのを忘れる(メルボルンのトラムは乗車時しかタッチしない。)
嘘のような本当の出来事です。
小学校の転入手続き
海外から帰国後、子どもを学校に通わせるためには転入手続きが必要です。今回は住民票をそのままにしていたため大がかりな手続きは不要でしたが、それでもいくつかやることがありました。
まず市役所へ行き、就学指定校通知書を発行してもらいました。その後転入する小学校へ電話をして訪問のアポを取り、必要書類を持参して転入手続きをしました。
<小学校に持参したもの>
- 就学指定校通知書
- 海外の学校の在籍証明書・成績証明書など(転校する際にまとめて封筒に入れてくれます。)
事前に自治体や教育委員会に問い合わせをしておくと、手続きがスムーズに進められます。必要書類や手順も教えてもらえるので、帰国が決まったタイミングで早めに連絡を入れておくのがおすすめです。
また、転入先の学校で必要なものや新たに導入されたルールがあれば、転入手続きの際に教えてもらえます。
例えば我が家の場合、学校集金がアプリになったと教えていただきました。昨年は封筒にお金を入れて学校に持参していたのですが、今後はアプリで入金するそうです。

アプリのシステム利用料として年間400円かかるそうです。
Wiseの残高整理
帰国後に忘れずやっておきたいのが、海外で使っていたお金の整理です。筆者のWiseには約8万円分のオーストラリアドル(以下、AUD)が残っていました。しばらくオーストラリアに行く予定はないので、このお金をどうするかの選択肢は3つです。
- 夫のオーストラリアの銀行口座へ送金して、そのまま保管する
- AUDを日本円に両替してWiseに残しておき、デビットカードで使用する
- AUDを日本円に両替して、日本の銀行口座に送金する
結局、帰国後しばらくの間は買いそろえるものが多いだろうと予測し、日本円に戻すことにしました。
Wiseのデビットカードをそのまま使い続けてもよかったのですが、日本での普段使いのカードと混同しそうだったため、銀行口座への送金を選択。カードを上手に使い分けられる方は、Wiseのまま使い切ってしまうのも良いと思います。
↓↓ Wiseのメリット・デメリットについてはこちらの記事をご覧ください ↓↓
フリーランスの重要タスク【確定申告】
フリーランスにとって絶対に避けて通れないのが確定申告です。今回は確定申告の時期に海外にいたため、申告できていません。「こういう場合はどうすればいいんだろう。」と不安になって税務署に電話してみたところ、丁寧に教えてくれました。
教えてもらったことをまとめると次の通りです。
(1)後から確定申告すればOK
申告期間を過ぎていても、確定申告は後から行うことができます。例年通り、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で書類を作成・送信できます。
(2)還付だけならいつやっても問題ない
税金が戻ってくるだけの場合(還付申告)は、期限を過ぎても問題なく手続きができます。「還付申告はいつでもいいですよ。」と言われました。
(3)納税が発生する場合は早めに
収入によっては所得税が高額になるケースがあり、その場合は申告が遅れるほど追徴課税の額も大きくなるため、早めの申告をすすめられました。
後日、例年通りのやり方で確定申告を実施。問題なく申告できました。しかし、期限後申告となったため青色申告控除は10万円に縮小されてしまいました。

確定申告が遅れると控除額が減るなんて知らなかった!
なお、日本に住所がある場合、e-Taxで海外から確定申告をすることは可能です。ただし、マイナンバーカードに付帯している署名用の電子証明書が必要となります。署名用電子証明書には有効期限があるため(発行から5回目の誕生日まで)、期限切れに注意しましょう。
確定申告は難しくてよくわからないという方は、管轄の税務署に相談することをおすすめします。とても親切に教えてくれましたよ。
帰国後1週間チェックリスト
今回の経験を踏まえて、帰国直前及び帰国後にやることをチェックリストにまとめました。日常生活にスムーズに戻れるよう事前に準備しておくと安心です。
行政・手続き系
- 郵便物の仕分け・重要書類の確認
- 子どもの転入手続き(教育委員会・学校への連絡)
生活・家事系
- 電気・水道・ガス会社への連絡
- 冷蔵庫の補充・日用品の買い出し
- 引っ越し荷物の片付け(よく使うものをまとめておく)
- 子どもの学用品チェック(サイズアウトしていないか・壊れているものはないか)
- 学校の持ち物準備
- 親族や親しい友人への帰国の連絡
仕事・お金系
- 外貨や海外で使用していたカード、銀行口座の整理
- 確定申告の準備(領収書の整理・収入や経費の入力)
- クライアントへの帰国報告と仕事再開の連絡
海外ノマドは貴重な経験でした
帰国後の1週間は、あっという間に過ぎていきました。自分でも気づかないうちに海外生活に慣れきっていたようで、日本での生活を再起動する手間が意外と多いことに驚いています。
海外ノマドとして過ごした半年の経験は、間違いなく自分と家族の財産になりました。これから帰国を控えている方は、ぜひこの記事を参考に、帰国後の1週間を少しでもスムーズに乗り越えてもらえたらうれしいです。
帰国後のバタバタも、いつか笑い話になる日が来ます。お互い頑張りましょう!







