パソコンがあればどこでも仕事ができる時代、海外ノマド生活を夢見るフリーランスも多いのではないでしょうか。

海外ノマド生活をするなら、Wiseが便利だよ
Wiseは格安の手数料で利用できる国際送金サービスです。現在メルボルンに滞在中の筆者も利用していますが、本当に便利で感動しています!
- 海外生活のコストをできるだけ抑えたい
- 現地の銀行口座を持っていない
- 海外に住む家族へ定期的に送金する
上記に当てはまる方は、Wiseの利用を検討する価値ありです。
この記事では、実体験に基づいてWiseの特徴や魅力について紹介します。海外に滞在するならぜひ知っておきたい情報も盛り込んだので、ぜひご覧ください。
★Wiseの実用例についてだけ知りたい方は「実際にWiseを使って便利だと思ったこと5選」へどうぞ★
私がWiseを使う理由
そもそも、なぜ私がWiseを使うことにしたのか。それは「カード会社の手数料の高さに驚いたから」です。
日本で発行されたクレジットカードを海外で使うと、決済手数料(海外事務手数料)が発生します。これはカード会社が現地通貨で決済した後、日本円に換算してから利用代金として請求するためです。
旅行で数日間海外に滞在するなら、それほど気にしなくてもよいでしょう。しかし、ある程度の期間海外で生活するとなると、決済のたびに発生する手数料はかなりの負担です。
しかも、この決済手数料は2025年に入ってから多くのカード会社で引き上げられており、現在は3.63〜3.85%程度です。私が愛用するメインカード・サブカードとも3.85%でした。少し前までは2%ちょっとだったのに……。
それなら銀行のデビットカードはどうだろう?と調べてみると、やはり海外事務手数料がかかるうえ、さらにATM使用料もかかります。
飛行機代や家賃もあるし、現地の銀行口座に送金するコストもある。可能な限り滞在コストを抑えたい!!とAIに相談したところ、おすすめされたのが「Wise」というサービスでした。
★Wiseの実用例をすぐに知りたい方は「実際にWiseを使って便利だと思ったこと5選」へどうぞ★
Wiseは「隠れコスト」を最小化する便利ツール!
Wiseは、海外への送金や外国の通貨をスムーズにやり取りできるオンラインサービスです。世界中の金融当局の認可・規制を受け、厳格なセキュリティ基準で運営されています。すでに世界で1,800万人以上が利用しており、信頼性の高いサービスです。
<Wiseでできること>
- 海外送金が簡単にできる:スマホやパソコンから、世界中の銀行口座にお金を送れる
- 手数料が安い:銀行よりも低コストで送金でき、金額がわかりやすい
- 実際の為替レートを使用:両替時の上乗せ(隠れた手数料)がない
- 複数の通貨をまとめて管理できる:円・ドル・ユーロなどを1つの口座で保管・送受金できる
- 海外で使えるデビットカードが発行できる:ショッピングやATM引き出しにも対応
- 個人にもビジネスにも対応:留学・海外生活・海外取引など幅広く活用できる
それぞれ詳しく紹介します。
Wiseのメリット①海外送金が簡単にできる
Wiseのアプリやパソコンで送金先の口座情報と金額を入力するだけで、簡単に海外へ送金できます。
銀行で送金手続きをすると送金先の口座に反映されるまで1~2日(場合によっては数日!)かかりますが、Wiseの場合はものの数分で相手に届くため、急いで送金が必要な時は本当に便利です。
我が家は現地の賃貸物件を契約した際、明日の正午までに契約金を振り込むように言われ、慌ててWiseから送金しました。日本の銀行から送金していたら、絶対に間に合わなかったと思います。
Wiseのメリット② 手数料が安い
どんなに早く送金できても、コストが高いと使いにくいですよね。Wiseは手数料も格安です。
通常、銀行の海外送金では送金手数料のほかにもコストがかかります。Wiseは送金手数料はかかるものの、その他のコストはかかりません。結果的に銀行よりも手数料が安く抑えられます。最大で10分の1程度のコストで済むこともあるそうですよ。

しかも送金前にすべての費用が表示されるので、手数料だけでなく実際にいくら送金されるのかが一目でわかります。
送金金額が大きいほど、いくら現地通貨として両替できたのかが知りたくなりますよね。Wiseは事前に金額がわかるので、安心して送金できます。
Wiseのメリット③ 実際の為替レートが適用される
Wiseはニュースなどで見る「実際の為替レート(中値)」で両替します。銀行のように上乗せされたレートではないため、無駄なコストがかかりません。しかもレートはリアルタイムで更新。「いま送るといくら届くのか」が正確にわかり、安心感もあります。
私は3日間の間に2回、日本円をAUD(オーストラリアドル)に両替したのですが、1AUDあたりの金額が3円ほど異なりました。かなり頻繁にレートが変動するなという印象です。
Wiseのメリット④複数の通貨をまとめて管理できる
Wiseの口座があれば、円・ドル・ユーロなど、世界約50種類以上の通貨を一つのアカウントで保有&管理できます。(マルチカレンシー口座)いちいち両替や口座を分ける手間がないので、海外生活や留学にもぴったりです。
<例えばこんな時に便利!>
- 為替レートが良いタイミングで円を現地通貨に両替する
- 旅行や仕事で通貨が異なる国々を行き来する
- 外貨で報酬を受け取る際、外貨のままWiseの口座に保有する
- 外貨で受け取った報酬をWiseの口座に入れ、そのまま海外での支払いに使う
まるで世界共通のデジタルウォレットを持っているような感覚ですね。私は今のところ円とAUDのみ保有していますが、今後海外旅行へ行くときはその国の通貨を追加しようと考えています。
Wiseのメリット⑤ 世界160カ国以上で使えるデビットカードがある
Wiseはデビットカードを発行できるので、海外でも日本と同じようにショッピングやATMからの引き出しが可能です。
しかもWiseの口座に現地通貨を保有していれば、手数料無料で決済できます。もし現地通貨を持っていなくても、日本円が口座にあればその時のレートで少額の手数料で自動的に両替・決済されるため、日本のクレジットカードを使うよりも格段にお得です。
私はWiseの口座にAUDを保有しており、日々の買い物はWiseのデビットカードで支払いをしています。
なお、Wiseのデビットカードにはリアルカードとデジタルカードがあり、デジタルカードなら無料で即時発行が可能。すぐに出国する場合に便利です。
リアルカードは発行手数料が1,200円 かかるのと(※2025年11月現在)と、発行してから手元に届くまで日数がかかる点に注意が必要です。私は万が一スマホを紛失したときのことを考えて、リアルカードを発行しました。10日ほどで自宅に届きましたよ。
Wiseのメリット⑥ ビジネスにも対応できる
Wiseは個人の送金や現地の支払いだけでなく、ビジネスでも活用されているそうです。
私はビジネスでWiseを使用したことはありませんが、海外との取引があったり複数の通貨での報酬を受け取ったりする場合、やり取りがスムーズで経理の手間も減らせます。
Wiseのデメリット
Wiseを利用する上で、知っておくべき注意点もあります。まず、Wiseの口座を開設する際はマイナンバーの提出が必要です。また最初に口座で取引をする場合は、情報が反映されるまでに時間がかかります。(2回目以降はすぐに反映されました!)
知り合いはWiseの会員登録だけして(マイナンバーの登録をせずに)日本を出国してしまい、結局Wiseが使えなかったそうです。「日本で一度でも使っておけばよかったな〜。ほんと後悔した。」と話していました。
これからWiseの口座開設をする方は、出国前にしっかり準備しておきましょう。
*Wiseの登録方法についてはこちらをご覧ください。(https://wise.com/jp)
実際にWiseを使って便利だと思ったこと5選
Wiseが便利なサービスだということはわかっても、自分が使う様子がイメージできない方もいるかもしれません。実際に私がメルボルンでWiseを利用していて「便利だな〜助かったな~」と感じたことを紹介します。
本当に決済手数料がかからない
出国する前、あらかじめWiseのマルチカレンシー口座に少しだけAUDを入金しておきました。「これで本当に手数料がかからないの?」と疑心暗鬼になりながら、メルボルンでの買い物のあとにWiseの口座情報を確認してみます。

本当だ!手数料が引かれていない!
これで手数料を気にせずに、安心して買い物ができます。海外では心配事がひとつなくなるだけでも、気持ちがぐっと楽になるんだなと感じました。後日まとめてAUDに両替して、今は現金感覚で使用しています。
もしマルチカレンシー口座にAUDが残ったまま帰国することになったら、レートの状況を見ながら日本円に戻すつもりです。Wiseは外貨預金のように投資用としては使えませんが、Wiseのデビットカードは日本でも使えます!
試しに出国前にWiseのデビットカードで少額の買い物をしてみたのですが、普通に決済できました。
現金を持ち歩く必要がない
誰でも海外に行くときは、現地の通貨に両替すると思います。私も以前はそうしていましたが、今回は1円も両替しませんでした。なぜなら、Wiseのデビットカードを使えばATMで現金を引き出せるからです。(※毎月2回までは無料で出金が可能)
しかもオーストラリアでは、基本的にデビットカードが使えないということがありません。まれに個人のお店で「現金で支払った方が金額が安い・現金推奨」というケースはあるようですが、周りの人もみなデジタル決済です。
最近では「このまま現金を使うことなく日本に帰るのかな?」と感じています。
割り勘にもスムーズに対応できる
先日、知り合いと一緒にコストコに行ったのですが、その時もWiseが活躍しました。
私はコストコ会員ではないため、同伴者にまとめて会計をしてもらいました。日本なら「我が家の分は、のちほど現金でお支払いしますね~」となるのですが、お互い普段現金は使用しません。そこで「送金でもいいですよ!」ということになり、Wiseの口座から指定の口座に振込をさせていただきました。
送金手数料として100円はかかりましたが、確実に支払いができて履歴も残るので、お金のやり取りが「見える化」できていいなと感じています。
家賃の支払いもストレスフリー
メルボルンの家賃や光熱費は現地の夫の銀行口座から支払っていますが、この時もWise経由で入金しています。

Wiseの口座に日本円を入金→AUDに両替→送金という方法をとっています。
Wiseは手数料が少額で済むうえすぐに送金できるので、資金移動がストレスフリー。「今夜入金しておいて〜」と言われたら、夜パソコンで入金の処理をするだけです。翌朝には入金が完了しているので、日中は仕事に集中できます。
家計管理の面でも優秀
デビットカードは使用額が即座に口座から引き落とされ、使いすぎを防げるのも大きなメリットです。Wiseのアプリを開けば、どの通貨をどれだけ使ったかが一目でわかります。
メルボルンは日本よりも物価が高いので、家計管理は重要です!私も定期的に支払い履歴を確認しています。

また、支払いにタイムラグがないことがこんなにも快適だとは思いませんでした。私はこれまでデビットカードを使用したことがなかったのですが、クレジットカードよりも管理がラクだと感じています。帰国後もデビットカードをメインに使おうかなと考えているくらいです。
Wiseで快適な海外生活を
海外ノマド生活をスタートさせるとき、Wiseは力強い味方になってくれます。高い手数料や複雑なレート、お金を損しているのではないかという不安から解放されることで、本当に集中すべき仕事や、貴重な体験にエネルギーを注げるようになるでしょう。
私は実際に「買い物の手数料」という懸念事項がなくなり、気持ちがラクになりました。お金や支払いの不安があるかないかでは、日々の生活が全然違ってくると思います。便利なサービスをどんどん取り入れて、海外生活をより快適でかけがえのないものにしましょう。
<おまけ:駐在員のみなさんはWiseについてどう思う?>
私の周りの日本人の方々に、Wiseについて聞いてみました。
- Wiseを使っていますか?(使っていましたか?)の質問には、「以前使っていた・使おうと思っていた」と回答する方がほとんど
- (現在Wiseを使っていないのは)今は現地銀行のデビットカードを使っている or オーストラリアでクレジットカードを作ったから
- 出国直前にWiseを知って準備が間に合わず、使えなかったという方も
- Wiseは便利だから、現地の生活が整うまでは使うと良いと思う
駐在員のみなさんも、Wiseのサービスに共感しているようでした~ (^^♪



