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フリーランス向けチャットツール比較|Slack・Chatwork・Google Chat はどれが使いやすい?

フリーランスの基礎知識

フリーランスとして働いていると、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションをどう管理するか悩む場面が多くあります。

メールだとやり取りが遅く、既読もわからなくてやや不便です。その点を解決してくれるのが「チャットツール」です。

この記事では、フリーランスが使いやすいかという視点から、Slack、Chatwork、Google Chatの3つを比較します。「案件ごとのやり取り」「ファイル共有」「クライアント連絡」が発生しやすい働き方を前提に、それぞれのメリット・デメリットを整理していきます。

すぐにチャットツール比較を読みたい方はこちら

この記事の対象読者は以下のような方を想定しています

  • チャットツールの導入を検討したい
  • メジャーなチャットツールを比較したい

この記事を読むことで以下がわかるようになります

  • Slack、Chatwork、Googleチャットそれぞれのメリット・デメリット
  • チャットツールの選び方
  1. チャットツールとは?
  2. Slack・Chatwork・Google Chatを比較
  3. Slackのメリット・デメリット
    1. 【メリット①】チャンネル構成の自由度が高い
    2. 【メリット②】外部サービスとの連携が豊富
    3. 【メリット③】スレッド機能で会話が整理しやすい
    4. 【メリット④】ブックマーク機能を搭載
    5. 【デメリット①】無料プランの制限が厳しい
    6. 【デメリット②】慣れるまでに時間がかかることがある
  4. Chatworkのメリット・デメリット
    1. 【メリット①】シンプルで使いやすい
    2. 【メリット②】タスク管理機能が標準搭載
    3. 【メリット③】クライアントへの導入ハードルが低い
    4. 【デメリット①】無料プランの制限が厳しい
    5. 【デメリット②】外部サービスとの連携が限られる
    6. 【デメリット③】グループ管理が煩雑になりやすい
  5. Google Chatのメリット・デメリット
    1. 【メリット①】無料版でも過去のメッセージが消えない
    2. 【メリット②】Google Workspaceとの親和性が高い
    3. 【メリット③】Googleアカウントがあればすぐ使える
    4. 【メリット④】AIアシスタント(Gemini)との連携が進んでいる
    5. 【デメリット①】Google Workspaceを使っていないと恩恵が薄い
    6. 【デメリット②】チャット機能自体はシンプル
  6. フリーランスにはどれが合う?
    1. 外部ツールとの連携や整理のしやすさを重視する場合はSlack
    2. 国産が良い場合や相手のITリテラシーにばらつきがある場合はChatwork
    3. 始めやすさやGoogleサービスとの連携を重視する場合はGoogle chat
    4. 先方に合わせてツールを選ぶ
  7. 導入時に決めておきたい運用ルール
    1. チャンネル・グループの命名ルール
    2. 返信の目安時間
    3. 緊急時の連絡手段
    4. ファイルの共有方法
  8. まとめ

チャットツールとは?

チャットツールとは、1対1または複数人でリアルタイムにやり取りができるコミュニケーションツールのことです。

メールとの違いは、会話のスピードと情報整理のしやすさにあります。メールは正式な連絡に向いている一方で、案件ごとの細かな確認やちょっとした相談が続くと、やり取りが見えにくくなりがちです。

近年のチャットツールはメッセージのやり取りにとどまらず、ファイル共有・タスク管理・ビデオ通話・外部サービス連携など、多彩な機能を備えています。

フリーランスの場合、クライアントや協力者と物理的に離れた場所で働くことがほとんどのため、情報の抜け漏れを防ぎ、プロジェクトをスムーズに進める上でチャットツールは欠かせない存在です。

チャットツールを選ぶ際には、料金はもちろん、操作のしやすさや検索機能の使いやすさなど、機能面もしっかり比較したいところです。その他、外部メンバーの招待しやすさや他サービスとの連携状況も確認しておくと良いでしょう。

Slack・Chatwork・Google Chatを比較

今回比較するSlack、Chatwork、Google Chatの基本スペックを一覧で確認します。

SlackChatworkGoogle Chat
提供元米Slack Technologies(現Salesforce傘下) 株式会社kubell(旧Chatwork株式会社) Google(米国)
無料プランあり(90日間制限あり)あり(40日間制限あり)あり
有料プラン最安プランは月額925円前後/人(年間契約)最安プランは月額700円前後/人(年間契約)Google Workspaceの契約に含まれる形が中心で、ビジネス向けWorkspaceは月額800円前後/人
日本語対応◎(国産)
外部連携非常に豊富やや限定的Google系サービスと強力に連携
ゲスト招待有料プランのみ可無料でも可Google Workspaceのゲスト機能を使えば外部ユーザーを招待可
操作のしやすさ〇(スレッド中心で整理しやすい一方、機能が多く最初はやや学習コストがあり)◎(シンプルで直感的)〇(Google Workspace利用者にはなじみやすく、シンプルで扱いやすい)
検索機能の使いやすさ◎(強い。大量メッセージの中から探しやすい)〇(必要十分だが、Slackほど高度ではないという見方が一般的)〇(Google検索に慣れた人には使いやすい一方、検索体験はSlackほど強力ではないという評価が多い)
整理のしやすさ◎(ワークスペースやチャンネルで整理しやすい)

それぞれについて詳しくご紹介していきます。

Slackのメリット・デメリット

Slackは自由度が高く、ブックマーク機能なども充実していますが、無料プランの制限が厳しいのがネックです。

また、パソコンのアプリでSlackを開くと、アイコンや文字が多く、「どこから見ればいいの?」と戸惑う人も多いです。機能が豊富なぶん、最初は情報量の多さに圧倒されるかもしれません。

Slackのメリット・デメリットを詳しく見ていきます。

【メリット①】チャンネル構成の自由度が高い

「チャンネル」とは、LINEで言うところの「グループ」のようなものです。

Slackでは、プロジェクト別・クライアント別・雑談用など、用途に合わせてチャンネルを自由に作成・整理できます。

情報の管理がしやすく、複数案件を同時進行するフリーランスとの相性が良いです。

また、チャンネルより大きなくくりとして「ワークスペース」と呼ばれる組織単位のスペースを作ることができます。社内と社外でワークスペースをわけたり、クライアントごとに分けたりすることで、情報の混在を防ぎ、やり取りをすっきりと管理することができます。

【メリット②】外部サービスとの連携が豊富

NotionやGitHub、Trello、Googleカレンダーなど2,000以上のアプリと連携できます。開発・制作系のフリーランスや、複数ツールを組み合わせて働く方に特に向いています

【メリット③】スレッド機能で会話が整理しやすい

チャンネルごとに分けられるのは前述の通りですが、さらにチャンネル内での特定のトピックについてのメッセージに対して、スレッドで返信することが可能です。

同じチャンネル内で複数のトピックが同時並行で議論されている場合でも、議論ごとにスレッドがまとまっているのでとてもわかりやすく、重大な議題流れにくい点は大きなメリットです。

【メリット④】ブックマーク機能を搭載

重宝する機能の一つが、ブックマーク機能です。

重要な連絡やタスクを自分用として、既読にした後も「ブックマーク」をつけておくことができ、すぐに見返すことができます

【デメリット①】無料プランの制限が厳しい

最大のデメリットは無料プランの制限がかなり厳しいことです。

2026年4月14日現在の無料プランでは、90日以内のメッセージのみ閲覧可能で、それより前のものは見れなくなってしまいます。3か月以上続くプロジェクトも多いことを考えると、この制限はかなりネックになります。

【デメリット②】慣れるまでに時間がかかることがある

機能が豊富なぶん、初めて使う人にとっては、少し敷居が高いと感じられることもあります。ただ、基本的な機能の使い方はシンプルですので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

Chatworkのメリット・デメリット

Chatworkはシンプルな仕組みなのでわかりやすく、直観的に操作しやすいのが強みです。ただし、シンプルな分、重要なチャットが埋もれやすいのが難点です。

パソコンのアプリでChatworkを開くと、LINEに近いシンプルなレイアウトで、初めて使う人でも、ほぼ説明なしで操作できる親しみやすさがあります。

Chatworkのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

【メリット①】シンプルで使いやすい

Chatworkは国産のツールで、日本の中小企業・フリーランス向けに設計されています。UIが直感的でわかりやすく、ITに詳しくないクライアントでもスムーズに使い始めやすいです。

【メリット②】タスク管理機能が標準搭載

メッセージからそのままタスクを作成し、担当者や期限を設定できます。別途タスク管理ツールを導入しなくても、簡易的なタスク運用がChatwork内で完結します。

コミュニケーションの中で生じたタスクを、すぐに「タスク」として保存できるのは大きな強みです。

もちろん、「ブックマーク」機能も別にありますので、自分だけが記録しておいて見たい場合はブックマークをすればOKです。

【メリット③】クライアントへの導入ハードルが低い

国内での認知度が高く、「Chatworkは使ったことがある」というクライアントも多いでしょう。新しいツールとしての抵抗感が少なく、導入をスムーズに進めやすいです。

【デメリット①】無料プランの制限が厳しい

Slack同様、無料プランはメッセージの閲覧可能期間が短く、継続的にやり取りするクライアントがいる場合や、長期プロジェクトがある場合には向いていません。なんとたった40日間分しか閲覧することができません。

また、その他にも組織外のコンタクト数の制限や、自分宛メッセージ一覧の閲覧制限、予約送信機能の制限など、制限が多いです。

従って、有料プランを使うことを視野にいれる必要があります。

【デメリット②】外部サービスとの連携が限られる

SlackやGoogle Chatと比べると、連携できる外部サービスの数は少なめです。開発ツールや高度なワークフローとの組み合わせには向いていません。

【デメリット③】グループ管理が煩雑になりやすい

Chatworkでは、グループチャット一覧が縦に並ぶだけなので、プロジェクト数が増えると管理が煩雑になり、整理しづらいと感じる場面も出てきます。

重要なチャットが埋もれてしまったり、必要なチャットがなかなか見つからなかったりすることが考えられます。

Google Chatのメリット・デメリット

Google ChatはGoogleが提供しているため、Google関係のアプリケーションとの連携が大きな強みになっています。ただ、機能はSlackと比べるとやや柔軟性は劣ります。

パソコンのブラウザでGoogle chatを開くと、GmailやGoogleドライブと同じ雰囲気のUIで、Googleに慣れている人なら違和感なく使い始められます

Google chatのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

【メリット①】無料版でも過去のメッセージが消えない

無料版だけで言うと、SlackやChatworkがメッセージの閲覧期間制限を設けていることに対して、Google chatにはそういった制限がありません

無料で長く使うなら、大きなメリットと言えます。

【メリット②】Google Workspaceとの親和性が高い

GmailやGoogleドライブ、Googleカレンダー、Google Meetなどとシームレスに連携できます。

例えば、Google chatから直接Googleドライブにアクセスして、ファイルをアップロードしたりすることが可能です。

Google Workspaceを活用しているフリーランスであれば、特に重宝する機能です。

【メリット③】Googleアカウントがあればすぐ使える

個人のGoogleアカウントでも利用可能なため、招待から参加までの手間が少ないです。Googleアカウントさえあればすぐ始められるため、追加のツール導入コストがかからずにコミュニケーション基盤を整えることができます。

また、クライアントがGmailを使っている場合は特に導入しやすいです。

【メリット④】AIアシスタント(Gemini)との連携が進んでいる

Google WorkspaceにはGeminiが統合されつつあり、会話の要約や返信案の生成といったAI支援を受けられる環境が整いつつあります

今後の発展に期待が持てると言えます。

ただし利用可否や範囲は契約プランや管理者設定によって異なる点には注意が必要です。

【デメリット①】Google Workspaceを使っていないと恩恵が薄い

Google Chat最大の強みはGoogle Workspaceとの連携ですが、Googleサービスを使っていない人にとってはあまりありがたみのない強みとなってしまいます。

【デメリット②】チャット機能自体はシンプル

デメリットというほどではありませんが、機能自体はSlackに比べるとシンプルです。

ただし、Google chatには通常のチャットの他に「スペース」というSlackのチャンネルと似た機能を持つ機能があり、Slackのチャンネルに近い運用が可能です。

また、メッセージのスター付けやチャット・スペースの固定、重要情報のピン留めが可能なので、そこまで不便さは感じないかもしれません。

フリーランスにはどれが合う?

3つのツールの特徴を踏まえると、状況によってベストな選択が変わってきます。

外部ツールとの連携や整理のしやすさを重視する場合はSlack

開発・制作系で外部ツール連携を重視する場合や、クライアント先が多く、ワークスペースを複数使いたい・プロジェクトが多くチャンネルが多い、等の場合は、Slackがオススメです。

SlackはGitHubやFigma、Notionなどとの連携が可能です。連携すると、例えばGitHub上の通知が自動でSlackにも飛ぶようになります。Slackだけチェックしていれば必要な新着状況がわかるのでとても便利です。

また、Slackは前述の通り、ワークスペースを複数作ることができるので、チーム内やクライアント先とのやり取りを分けて管理するのにも便利です。ブックマーク機能も地味に助かるポイントです。

ただし、無料プランの制限を踏まえた上で、将来的な有料への移行は視野に入れておく必要があるでしょう。

また、クライアントがSlackを使っていない場合は、クライアント側にSlackのアカウント作成をお願いする必要がある点は注意が必要です。

国産が良い場合や相手のITリテラシーにばらつきがある場合はChatwork

国産が良いなら、今回の三つの中ではChatwork一択になります。日本の中小企業や個人事業主と取引が多いフリーランスにとっては、選びやすい選択肢と言えるでしょう。

また、使い方がとてもシンプルなため、あまりITリテラシーが高くない方でも導入しやすく、スムーズなコミュニケーションを実現しやすいです。

さらに、タスク機能を活用することで「確認をお願いします」「対応しました」といったやり取りをタスクとして可視化できます。テキストのやり取りだけだと「言った・言わない」が起きやすいフリーランスの仕事において、認識のずれを防ぐ意味でも便利です。

ただし、Slack同様、無料プランの制限を踏まえて早めに有料プランへの移行を検討する必要があるでしょう。

始めやすさやGoogleサービスとの連携を重視する場合はGoogle chat

GmailやGoogleドライブを日常的に使っている場合、わざわざ別のチャットツールを導入するよりGoogle Chatに統一するほうが効率的です。ツール間の切り替えが減り、ドキュメント共有もスムーズに行えます。

さらに、チャット内で直接Googleドライブのドキュメントやスプレッドシートを共有したり、Googleカレンダーと連携することでスペース内からそのまま会議の予定を入れたりすることも可能です。

また、Googleアカウントがあれば特に手続きをせず使い始められるので、始めやすいです。

このような点にメリットを感じる場合は、Google chatが良い選択肢と言えるでしょう。

なお、チーム内のやり取りはSlackで、クライアントとのコミュニケーションはChatworkで、という使い分けも現実的な選択肢です。ただし、ツールが増えると情報が分散しやすいため、「どこで何を使うか」をあらかじめ決めておくことが重要です。

先方に合わせてツールを選ぶ

フリーランスの場合、クライアント側から使用ツールを指定される場合もあるでしょう。

例えば、ITやスタートアップ系のクライアントはSlackが多く、士業・建築・地方の中小企業ではChatworkが根強い、などの傾向があります。

自分が使いやすいツールを選ぶことも重要ですが、先方に合わせて使う場合に備えてそれぞれのツールのメリット・デメリットを把握しておくことも必要になります。

導入時に決めておきたい運用ルール

どれだけ優れたツールを選んでも、運用ルールが曖昧なまま使い始めると情報が散らかりやすくなります。導入前に最低限決めておきたいことを紹介します。

チャンネル・グループの命名ルール

「proj_〇〇サイトリニューアル」「client_△△株式会社」など、一目で内容がわかる命名規則を決めておくと整理しやすくなります。

返信の目安時間

フリーランスは稼働時間がバラバラなことも多いです。「原則は24時間以内に返信」、「平日は5時間以内に返信」などの目安を共有しておくと、無用な催促が減ります。

緊急時の連絡手段

チャットツールは通知をオフにしていることもあります。本当に急ぎの場合の連絡手段(電話・SMS)をあらかじめ決めておくと安心です。

ファイルの共有方法

チャットに直接添付するのか、GoogleドライブやDropboxのリンクで共有するのかを統一しておくと、後からファイルを探す手間が省けます。

まとめ

今回はSlack・Chatwork・Google Chatという三つのツールについて比較しながらご紹介しました。

この三つは、それぞれに強みと弱みがあり、「これが絶対正解」というツールはありません。大切なのは、自分の仕事スタイル・クライアントの状況・すでに使っているツールとの相性を踏まえて選ぶことです。

外部ツール連携や整理のしやすさを重視するならSlack。

国産が良い場合や、クライアントとのやり取りのしやすさを優先するならChatwork。

Google Workspaceと連動して使いたいならGoogle Chatが有力な選択肢です。

ツールを決めたら、運用ルールも合わせて整備しておきましょう。コミュニケーションの基盤が整うことで、フリーランスの仕事はより進めやすくなるはずです。

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